新入社員3年以内の退職予定は24.1％？

新卒採用の環境が激化している中、その育成と定着は企業にとって大きなテーマとなっています。2023年4月に新卒入社した会社員（正社員）N=800を対象としたマイナビ転職『2023年新入社員の意識調査』によると、3年以内の退職予定は全体で24.1％と、採用する側にとっては、ドキッとする調査結果が明らかになりました。その理由については、女性は「ライフステージに合わせて働き方を変えたいから」41.6％、男性は「色々な会社で経験を積んでいきたいから」29.7％という結果です。違う視点から見れば、「子育てと仕事の両立」や「女性活躍推進」についての自社の取組みを、女子学生へきちんと伝えることが入社や定着を促すためにとても重要なポイントだということも浮かび上がってきました。

出典：【調査概要】マイナビ転職『2023年新入社員の意識調査』

面接官の心構え

新卒採用活動には、時間と労力・金銭的な面でもかなり大きな負荷がかかっています。新卒採用活動自体がままならないような企業も少なくありません。せっかく採用までこぎつけたのに、定着できないとなると採用する側もモチベーションが下がります。学生を見る目に自信がないと感じることもあるでしょう。本号では、実態調査と面接官の心構え3か条を紹介し、次回掘もう少し堀り下げて検討していきたいと思います。