いまだからこそ、最大限活用したい人事評価制度-2
人事評価に関する問題意識は、評価者と被評価者共通?
少子高齢化による生産人口の減少、AI・技術革新、グローバル化など昨今の企業を取り巻く事業環境は目まぐるしく変化しています。このような状況下、同一労働同一賃金、長時間労働の是正、高齢者の就労促進、海外人材の受け入れなど、政府主導による一連の働き方改革が強力に推進されており、企業のみならず従業員も大きな変革の渦中にいます。
足元の人手不足感は続いており、いかに従業員一人ひとりのパフォーマンスを向上させ、労働生産性を上げていくか、人材マネジメントが非常に重要になってきています。従業員自身に事業環境変化を理解し、当事者意識をもって主体的に行動するための意識改革・行動変革をいかに促すか、そのためにこそ人事評価制度を十二分に活用し、人材育成につなげていくことが大切です。
人事評価ゲームSCALA(スカーラ)とは?
SCALAは完全オーダーメイドのカードゲームです。企業や組織にはそれぞれに特色があり、人事評価の内容や項目も大きく異なります。それだけに在籍する従業員の認識も様々。カードを作成するにあたり、まず人事評価の分かる資料(評価シートや評価基準)をもとに分析を行います。例えば評価項目のうち、「積極性」に該当するか、「責任感」に該当するか、「協調性」に該当するのかなど項目毎に確認。また、評価ランクはどこに該当するか、想定される行動事例を40~50種類検討した上で、完全オリジナルのSCALAカードを作成します。評価する側、される側が一緒にカードゲームを行うだけで、互いに人事評価を理解し、評価基準を合わせることができます。ゲーム自体は簡単なので外部講師を招いての人事評価研修など不要です。カードを作成すれば、いつでも社内で活用することができ、一層の理解につながります。組織としてのパフォーマンス向上、従業員の能力開発、自己実現のためにも重要な人事評価制度。最大限活用してより良い組織環境を作りたいものです。