LGBTについての考察
LGBTとは?
LGBTとは、性的少数者の総称とされています。言葉としてはかなり浸透しつつあるようですが、きちんと定義を理解しているという方は多くはないのではないでしょうか。
特に「トランスジェンダー」については非常に複雑で、様々なケースが想定されます。型に当てはめるのではなく、その人の個性として認めることが必要です。
実際に、生まれながらの性別にとらわれない性別のあり方が見直され、世界中で同性間の結婚や、結婚と同様の権利を認める動きが活発化してきています。
日本におけるLGBT、良くある疑問
【Q1】日本国内のLGBTの方の人数は?
①左利きの方の人数と同程度 ②血液型AB型の人数と同程度 ③神奈川県の人数と同程度
①②③全部に該当します。人数は日本の人口の全体の7.6%、およそ13人に1人がLGBTの当事者だと言われています。この比率は、血液型がAB型の人や左利きの人の割合とほぼ同率。神奈川県や大阪府の人口とほぼ同じ人数(約900万人)になります。
【Q2】性同一性障害とトランスジェンダーの違いは?
「性同一性障害」は疾患名で、『あなたは性同一性障害です』と他者(医者)から付けられるもの。「トランスジェンダー」は、自分のアイデンティティーとして『私はトランスジェンダーです』と自発的に称するものです。
【Q3】今話題の同性婚。日本では認められるでしょうか?
日本の法律では、同性婚は認められていません。
しかし、東京都渋谷区など自治体独自の施策で、同性カップルに“結婚に相当する関係”を認めるパートナーシップ証明書を発行しているところがあります。自治体の後押しにより、全国で既に1301組の同性カップルが誕生。こういった取り組みにより、カミングアウトするLGBTも増えています。また、最近では、大学が積極的にLGBTの方の受け入れや対応を始めています。企業においても、ダイバーシティ推進室等を設置、社内の制度構築や社員同士の理解醸成に取り組んでいます。さらに、ソフトバンクでは家族割を同性パートナーにも適用するという自社サービスへ適応するなど、経営課題の一つとして真剣に取り組み企業も増えてきています。